「フランシスのいえで」と娘
先日の日記に「明日へ続く」と書きながら
きょうになってしまいました。
4か月くらい前のことです。
「おやすみなさい フランシス」について娘と話をしていたら、
彼女にとって、もっと思い出深い本は
「フランシスのいえで」 だということがわかりました。
(ラッセル・ホーバン作/リリアン・ホーバン絵/松岡享子訳/好学社)
彼女にとって、この本は「切ない思い出」なのだそうです。
娘にこの絵本を読んであげたのは、ちょうど16年前、
彼女に、2歳違いの弟が生まれたときでした。
この絵本の中で、くまのフランシスも
やはり妹が生まれて、という状況のなか、食堂のテーブルの下に家出します。
くまのお母さんとお父さんは、テーブルの下にフランシスがいるのを知りながら、
「フランシスもよくやっているよねえ」と、おしゃべりするのです。
娘も、この頃、しょっちゅう家出しました。
マンションの駐車場の隅っこへ。
リュックに、着替えやオモチャを詰めて。
でも、、、私たちは彼女を迎えに行ってあげなかった・・・。
当時、気性の激しい娘に手を焼いていた私は、
娘に対して、「もうっ、またかんしゃく起こして~~~」としか思わなかった。
「そのうち、帰ってくるわ」と、待ちの姿勢。
やさしくしてあげられなかった。
あれから16年、19歳になった娘が
「お母さんが弟につきっきりで、淋しかった」
「家出したとき、迎えに来てほしかった!」
と、涙ためながら話してくれたとき、私ははじめて、
「フランシスの家出」を切ない思いで読んでいた娘の気持ちに心が及びました。
ああ、なんで、迎えに行ってあげられなかったんだろう!
「ごめんね」と何度も謝りました。
16年ぶりの和解の日でした。
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