厚労省発表「平成19年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」
11月10日頃に書いた下書きがそのままになっていたので、書き足して更新しました。
厚生労働省から、平成19年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況 が公表されました。
なかでも興味深かったのは、第7-2図「主な就業形態の現在の就業形態を選んだ理由」です。
「パートタイム労働者」「派遣労働者」「契約社員」が、現在の就業形態を選んだ理由でもっとも高かった回答は、それぞれ、次のようになっていました。
・パートタイム労働者 ・・・ 「自分の都合のよい時間に働けるから」(55.9%)
・派遣労働者 ・・・ 「正社員として働ける会社がなかったから」(37.3%)
・契約社員 ・・・ 「専門的な資格・技能を生かせるから」(37.0%)
あえて派遣を選んだ、という派遣労働者は少ないのかもしれません。そういえば、昔取材した「紹介派遣→正社員」の女性も、「正社員で仕事を探したが、叶う条件の求人がなくて紹介派遣で探した」と言っていました。
調査結果は、「他の就業形態に変わりたい労働者の割合」「そのうち「正社員」になりたい人の割合」「正社員になりたい理由」・・・と続きます。
正社員になりたい理由は、上位から
・「雇用が安定しているから」80.3%
・「より多くの収入を得たいから」74.1%
・「自分の意欲と能力を十分に生かしたいから」30.8
私も自身も、パートタイム→正職員になったことがあるので、この3つの理由は実感としてよくわかります。
パートタイム労働法(平成20年4月改正 の概要によると、非正社員の待遇もだいぶ見直されているようですが、就業時間も仕事内容もは正社員とほぼ同じであるにもかかわらず、給与は正職員より少ない、ボーナスもない、いつまで雇ってもらえるかわからない、責任がない代わりに裁量権も制限される・・・とあっては、仕事への意欲も阻まれがちです。
企業が生産性の向上をめざしたとき、人件費節約の「プラス」と、働く意欲低下の「マイナス」を長い目で見ていくと、マイナスに傾くのでは???と思いますが、どうなんでしょうか。
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